三題噺/お題:『レンガ』『50』『毛玉』

熾天使の吐息

angel



こんにちは。
私、橘 瑞希です。
チャームポイントは、くりっとした目と、形のいいおっぱいです。
……え?どこかでお会いしたことありましたっけ?
気のせいですよ、きっと。

こう見えても、私、魔法使いだったりしちゃいます。まだ、見習ですけど。
あっ、信じてないですね?
ほら、あそこに見えてる大きな家……あそこが魔法学校なんです。
見えませんか?レンガ造りの洋館。
ちょっと見は普通のお家なんですけど、実は魔法学校なんですよ。
あ、これナイショですよ?
ナイショなんだけど……ちょっと手伝って欲しいことがあるので、貴方にだけ教え
ちゃうんですから。

手伝って欲しいのは、探し物なんです。
探しているのは「ケセランパサラン」って言うんですけど、知ってます?
そうです、あの、猫の毛玉みたいな。
あれがないと、明日の試験で使う魔法薬が作れないんですよね。

……えっ?知ってる?
貴方のお家にある!?
うそーーーーっ!
お願いします、それ、くださいっ!
お礼はしますから……へ?50円でいいんですか?

はい、50円……ほんとにいいんですか?
うわぁ……こんなにカンタンに手に入るなんて。
瑞希、なんか感動しちゃう〜
これさえあれば……くすっ




まさか、こんなにすぐ見つかるなんて、びっくりです。
本物のケセランパサランだったみたいで……ほら、魔法薬も上手くできたみたい。
呪文唱えながら、できたばかりの魔法薬ふりかけたら、私のこと、すっかり忘れ
ちゃったようです。
もちろん、さっき教えた魔法学校のことも。
試験にでるのは「記憶を消す薬」なんですよね。
これで、明日の試験は合格間違いなしです♪



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